2019年11月7日
DIVERSITY IN THE ARTS 公募展 入賞
谷内佐織さんの、紙遊びの軌跡「わたしの読書」が、
第2回 日本財団DIVERSITY IN THE ARTS 公募展に入賞しました。
応募総数はまだ公表されていませんが、狭き門をくぐりぬけたようです!
谷内さんの「わたしの読書」は、10月20日の遊々フェスタのステージ装飾としても活躍しました。
その際にコーディネートして下さった、美術教室の村住知也講師からは、次のコメントをいただいております。
『見事に破かれた雑誌。一見荒々しくも、よく観察してみると1枚1枚のページをめくりながら破いただろう丁寧さが垣間見えます。共通して中央部がやや深く破かれているのは、そこが掴みやすいからなのか、決められたルールによるものなのか、私にはわかりません。だけれどもこれら破かれた雑誌の数々が、作者の欲求とこだわりの軌跡であることは確かです。作っている(破いている)時の思いが直接伝わってくるような力強さが造形美に表れ、見入ってしまいます。私はこうした感情の伝達を可能とする造形がアートと呼ばれるものなのではないかと考えています。多くの方にご高覧いただけましたら幸いです。』
紙遊びは、日中活動でも取り入れられている身近なものですが、谷内さんの造形は谷内さんにしかできない美しい痕跡だと思います。紙の感触や音も楽しみ、まるで本を読んでいるかのようです。
今後、展覧会などに出展される予定とのことで、またこちらのHPでお知らせいたします!