石川療育センター
施設概要
石川療育センターとは
児童福祉法に基づく児童福祉施設であり、「昭和42年児童福祉法一法改正」においては、「重度の精神薄弱及び重度の肢体不自由が重複している児童を人所させ、これを保護するとともに、治療及び日常生活の指導をすることを目的とする施設である」と定められています。児童福祉法及び児童施設は原則的に満18歳末満の方が対象ですが、重症心身障害者に限り満18歳以上の方でも児童福祉の対象とされています。
また重症児・者には医療的なケアを必要とされる方が多く、そのニーズに応えるため、医療法に基づく病院でもあり、医療設備の配備がなされ、医師や看護婦(師)その他医療スタッフが多数従事しています。
日本で最初の重症心身障害児施設は1961年(昭和36年)に開設された島田療育園です。当施設は全国でも早期の1968年(昭和43年)に、県内では初めての民間の重症心身障害児施設として、「愛育児童病院」の名称でスタートしました。その後施設は、地域の社会資源としてその機能を広く地域に提供する事が求められ、重症心身障害児施設も地域で生活される障害児・者に向けての様々な事業を展開してきています。当施設も、1986年(昭和61年)の訪問専業開始を初めとしてショートスティ、通園事業、外来診療などを実施してきました。1994年(平成6年)に現在の地に移転し、同年8月1日より「石川療育センター」と名称を改めました。
平成24年障害者自立支援法、児童福祉法の改正により重症心身障害者の施設である療養介護事業所と重症心身障害児の施設である医療型障害児入所施設の併設施設となりました。平成25年には児童発達支援センターとして「児童発達支援事業」「放課後等デイサービス」「保育所等訪問」の事業を開始、さらに地域に開かれた施設を目指し事業の充実を図っています。
沿革
昭和43年 | 4戸愛育児童病院として、城南1丁目に開院 桜井秀明 初代院長に就任 |
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昭和44年 | 坂本一 2代院長に就任 |
昭和45年 | 小泉晶一 3代院長に就任 |
昭和47年 | 小林文雄 4代院長に就任 |
昭和48年 | 竹谷徳雄 5代院長に就任 |
昭和50年 | 県より在宅棟。 緊急一時保護事業(後の短期人所)の委託を受ける |
昭和51年 | 小林文雄 6代院長に就任 |
昭和52年 | 加藤英治 7代院長に就任 |
昭和54年 | 嶋大二郎 8代院長に就任 |
昭和56年 | 横井透 9代院長に就任 愛育学園移転後の建物を女子棟、管理棟に使用 |
昭和57年 | 谷内江昭宏 10代院長に就任 |
昭和58年 | 前田利樹 11代院長に就任 |
昭和59年 | 中隆 12代院長に就任 |
昭和61年 | 県より心身障害児(者)療育相談事業(巡回相談・外来相談)の委託を受ける 地域の在宅障害児・者を対象にディケアを開始 |
昭和62年 | 川島ひろ子 13代院長に就任 |
昭和63年 | 外来に言語療法開設 中隆 14代院長に就任 |
平成6年 | 愛育児童病院改め石川療育センターとして、上中町に新築移転する 外来に心理療法開設 黒梅本方 15代院長に就任 |
平成7年 | 外来にポーテージ教室開設 外来にLD教室・幼児教室開設重症心身障害児(者)通園事業の認可を受ける |
平成8年 | 障害児(者)地域療育等支援事業療育等支援事業の認可を受ける 外来に作業療法開設 |
平成12年 | 柳下道子 16代院長に就任 |
平成13年 | 療育拠点施設事業の認可を受ける |
平成15年 | 短期入所事業開始 |
平成18年 | 相談支援事業開始 |
平成24年 | 療養介護施設と医療型障害児入所施設の併設施設に変更。また、通所事業として生活介護事業を開始 |
平成25年 | 児童発達支援センターとして「児童発達支援事業」「放課後等デイサービス」「保育所等訪問」の事業を開始 |
実施サービス事業
- 療養介護・医療型障害児入所支援(定員60人)
- 多機能型児童発達支援センター(定員15名)
- 生活介護
- 児童発達支援事業
- 放課後等デイサービス
- 保育所等訪問
- 計画相談支援事業
- 障害児相談支援事業