石川療育センター

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あそびのQ&A

自転車について

2020/5/15

「自転車に乗れないのですがどう教えたらいいですか?」という質問をよくお受けします。はじめに公道を走るには交通ルールが守れること、大人の指示に従って行動することが前提です。公園等に他の子に迷惑にならないところで乗る場合と考えて下さい。

Q1.どれくらいの年齢からはじめたらいいか?
興味を持った時にはじめるとスムーズに取り組めると思います。個人差はありますが、6歳くらいで補助輪付き自転車に乗れるようになります。4~5歳で乗れる子どももいます。また、補助輪を外して乗れるようになるのも同様に個人差があります。

Q2.恐がって乗らないのですが、モチベーションをあげるには?
まずは自転車に自分で乗り降りできるかどうかが第一段階になります。ここで恐がる時点で、少し時期が早いことも考えられます。無理強いをせず、楽しく乗れる物(例:コンビカーなど)で遊べるといいですね。その時、足をついて止まれるよう子どもの背丈にあった自転車を与え安全面の配慮をする、ヘルメット等を着けることで安心して乗れるかもしれません。

Q3.自転車の前に、できるようになっておいたらよいことはある?
自転車は①漕ぐ②バランスをとる③ハンドルで方向を操作するを同時に行なわなければいけません。また手でブレーキを操作することも必要です。そこで自転車に乗る前段階として、歩く走ることが安定し子どもが興味をもったタイミングで、ペダル無し自転車に乗ることをおすすめします。足でしっかり漕ぐ・止まる、バランスをとる、ハンドルを操作することを学習しましょう。うまく乗れない子どもの中には、体の動きや自転車自体を目で確認するために手元を見てしまい、姿勢が悪くなってしまうこともあります。進行方向の少し前の方を見ると姿勢が良くなり、練習することで体のイメージができるようになってきます。
自転車に乗れるようになるには個人差があります。乗れないことに対して否定的な発言はせず、楽しくできるといいですね。

鴨下賢一 著 苦手が「できる」にかわる!発達が気になる子への生活動作の教え方 中央法規

 

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