愛育学園

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2025年7月22日

【利用者旅行記】のとじま水族館への小さな旅 〜笑顔と発見の一日〜

7月15日、利用者の皆さんと一緒に、「のとじま水族館」へ日帰り旅行に出かけました。
夏の空気が少し暑くもあり、どこか遠足前のようなワクワクとした雰囲気の朝でした。


出発前と車内のひととき

出発前、学園の玄関にある自販機でコーラを買い、ワゴン車に乗り込みます。コーラは少しずつ味わっていましたが、途中で飲み切れず…志雄パーキングでの休憩の際に手放すことになりました。

その志雄PAでは、トイレには行かなかったものの、缶コーヒーやソフトクリーム、時には和菓子に目を輝かせながら選んで楽しんでいました。飲み物に対する興味は変わらず強く、自販機を見つけては「これなに?」「これ欲しい!」と笑顔がこぼれます。

車内では、隣に座った職員に話しかけたり、名前を呼んだり、旅の間もずっとご機嫌。気になる看板や文字を見つけては指を差して「これ読んで」と言う姿も。まるで道中そのものが一つの冒険のようでした。


水族館に到着!まずは腹ごしらえ

のとじま水族館に到着すると、まず向かったのはレストラン「イルカ」。
それぞれの好みに合わせて、カレーライスやカツカレー、冷やしそば、フライドポテトを注文。特にカレーライスは人気で、「おいしい!」と積極的に食べている様子が印象的でした。一方、ポテトはゆっくりペースの方も。夏の日差しに食欲が少し負けてしまったのかもしれませんね。


館内でのんびり散策

 

昼食の後は、いよいよ水族館内へ。
ジンベエザメやエイなど、大きな水槽の前では立ち止まって眺める方もいれば、スタスタと歩いてしまう方も…。魚にあまり興味がない様子の方もいらっしゃいましたが、それぞれの楽しみ方で館内を周っていきました。

自動販売機や掲示物に惹かれて指をさし、声をかけるとニコニコ。「見て見て!」と気持ちを伝えてくれる瞬間に、こちらもつい笑顔になります。


ペンギンとイルカたちのショータイム

 

ちょうど良いタイミングで、ペンギンたちの散歩を見ることができました。小さな足でヨチヨチと歩く姿に、「かわいい〜」と嬉しそうな反応。

続いてイルカショーへ。ステージをじっと見入る方もいれば、途中で涙がこぼれてしまった方も…。理由はわかりませんが、それもまた心が動いた証拠かもしれません。手を叩いて応援してくれる姿もあり、ショーの盛り上がりに一緒に参加する様子が見られました。


帰路と最後のお楽しみ

帰り道も笑顔は絶えず、西山インターではお待ちかねの休憩タイム。コーヒーや味噌まんじゅうなどを手に取り、また一つ“おいしい思い出”を持ち帰りました。


終わりに

全員が全く同じように楽しむわけではなく、それぞれの「楽しい」や「気になる」があることを改めて感じた一日でした。魚よりも自販機が好きな方、イルカショーよりも看板が気になる方…。それぞれの目線で旅を楽しみ、嬉しそうな表情をたくさん見せてくれたことが、何よりの収穫でした。

また、次の小さな冒険へ。
心の中に残る、素敵な一日になりました。

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