ごあいさつ
松原愛育会が昭和24年日本海側で最初に障害児施設を創設して70年の歳月が流れました。その間に、特に知的障害児者の皆さんを中心にした支援サービスのために努力してまいりました。現在は石川県立錦城学園の指定管理を含めて県内で7拠点事業所の経営に携わっています。
よく「福祉は人なり」という言葉を耳にしますが、【福祉=幸せの追及】と私は理解しています。
第一に考えなければならないのは[障害]を背負って生きていかなければならない人たちの【幸せ=福祉】は当然のことですが、そこで働く人たちの【幸せ=福祉】がなければ真の幸せ追及は出来ません。
利用者の皆さんが安心して地域で暮らせることを目標に、法人所属の420名余の職員は日夜努力を惜しまず支援していますが、利用者の皆さんにとっては決して平坦な道ではなく、長い時間をかけての努力が必要となります。
当法人ではできるだけ利用者の皆さんと安心して長くお付き合いをしていけるように職員の皆さんの勤務要件の整備に取り組んできました。女性職員の多い職場ですので給与面はもとより、介護休業制度、子育て支援体制の充実を図るため、産前産後休暇の完全取得、育児休業、その後の勤務時間短縮制度、そして再度の職場復帰制度等の整備により、ずっと長くかかわっていただける職員の確保に努めてきました。
しっかりと腰を落ち着けて利用者の皆さんと正面から向き合い、利用者の皆さんが安心して心を開ける体制こそが最も重要な要素であります。
長く安心して働くことができる職場環境こそが当法人の理念である「愛であなたを支援します」の真の意味であり、それはサービスを受ける側は勿論のことですが、サービスを提供する職員の側にも当てはめなければならない理念と考えています。
心を一つにして私たちの仲間になっていただける皆さん、一緒に【幸せの追及=福祉】のために仕事をしませんか。
社会福祉法人松原愛育会
常務理事 東井 秀人